職をつくり出す

キンバンギスト交響楽団の団員たちは皆、一日一日を生き延びるために必要な様々な仕事の合間を縫って、毎日何時間も練習する。なぜなら、指揮者のアルマン・ディアンジェンダ氏曰く「音楽は団員に自信と解放感を与え、さらにチームの一員として努力・貢献するという感覚を与えてくれる。」から。独学で頑張ってきた団員に、今まで不足していた基礎技術を与えることによって、信頼のおける教師として生活が出来るようになるための基盤作りをする。

 

仕事と情熱をつなげる

教師としての自信を与えることにより、生きるための仕事と情熱をつなげ、さらなる独立心、達成感と、満足できる人生への希望へと役立ててもらう。

 

コミュニティの発展

既に発展しているコミュニティに投資することによって、コンゴのポジティブな文化を、現存するオーケストラコミュニティの外に向け伝達発信することができる。地元の音楽家のメンター・リーダーとしての役割をサポートすることは、自続性のある音楽プログラムを作り出すだけでなく、音楽家たちが、より大きな社会的影響を、広いコミュニティに向けて発信する手助けになっていく。

 

カウンターバランス [釣り合い] & エンパワーメント[自信]

音楽やアートはいつも感情表現の手段として使われてきた。音楽は、衝動に任せて行動したり、反対に敬遠したりせずに、自己感情と真摯に向き合うツールとなれる。また、クラシック音楽には、様々なルールの枠内での創造力が必要とされるため、右脳と左脳(感情と思考)両方を同時に使うこととなり、それはバランスの取れた自己コントロール感覚へとつながっていく。さらに自己コントロール感覚は自信へとつながり、最終的にはその自信が、より大きなコミュニティへポジティブな社会的影響力をもたらす。